チェンジ喘息!

喘息(ぜんそく)の正しい知識と治療についての総合サイト 監修:国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授/山王病院アレルギー内科 足立 満 先生

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NEWS チェンジ喘息ニュース

冬将軍到来の12月
年末の夜の寒さには用心を
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本格的に寒さがきびしくなる12月。全国的に冬型の気圧配置となり、強い寒気が流れ込むようになります1)。忘年会やクリスマスなど、冷え込む夜の外出が多くなり、お酒を飲む席も増えます。気道が過敏な人が、暖かい室内から冷たい外気を吸うと、それが刺激となって気道が閉塞し、喘息の発作が起こりやすいといわれています2)。外出するときはマスクをして冷たい空気を吸い込まないよう気をつけましょう3)。また、流行期のインフルエンザワクチンの接種は、喘息症状の悪化予防に効果があるといわれています4)。早めの接種を心掛けましょう。また、年末の宴会でついつい増えがちな飲酒や周囲のタバコの煙も喘息が悪化する原因になることがあり、注意が必要です。年末は仕事も忙しくなりますが、疲れやストレスをためないようにすると共に4)、毎日の喘息治療をしっかりと忘れずに続けていきましょう。

  1. 1)気象庁:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/stat/tenko1612.pdf
  2. 2)橋本修ほか:日本内科学会雑誌102(6):1433, 2013
  3. 3)灰田美知子ほか:日本内科学会雑誌98(12):3041, 2009
  4. 4)喘息予防・管理ガイドライン2015
インフルエンザが大流行する1月
今年の予防対策は万全ですか?
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1月ごろからピークになる、インフルエンザウイルスの流行5)。インフルエンザや風邪のウイルスが気道に感染すると喘息症状を悪化させるのに加え、喘息のない人よりも重症化するリスクがあります6, 7)。日常生活で風邪やインフルエンザから身を守る為には、室内では適度な湿度を保つ、人ごみを避ける、外出から帰宅後はうがいと手洗いを励行するなどの予防対策を行いましょう3, 7)。十分な睡眠やバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておくことも大切です7)。毎日の喘息治療で気道を健康な状態に保っておきましょう。

  1. 3)灰田美知子ほか:日本内科学会雑誌98(12):3041, 2009
  2. 5)厚生労働省 今年のインフルエンザについて(2016/17シーズン):http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/dl/2016_17season.pdf
  3. 6)石原享介:アレルギー59(11):1546, 2010
  4. 7)政府広報 インフルエンザの感染を防ぐポイント:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/200909/6.html
春一番が吹いても、まだ寒さがきびしい2月
気温差や運動に注意しましょう
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春到来の兆しもありますが、まだまだ冷え込む日も多い2月。北からの寒気と南からの風の影響を交互に受け、気温の変動が大きくなる時期です8)。気温が5時間以内に大きく変化したり、前日と比較して平均気温が3℃以上低くなると喘息発作が起こりやすいといわれています3, 4)。気温に合わせて服装をこまめに調節して気温差の影響が出ないように工夫しましょう。また、運動などで、冷たく乾燥した空気を吸い込むと気道が収縮し、喘息発作が起こることがあります4)。冬場の運動前には十分なウォーミングアップが大切です9)。外出の際には、マスクをつけて気道の湿度や温度を保つようにしましょう。室内の乾燥にも加湿器等で対応しましょう。毎日の喘息治療もしっかりと続けていきましょう。

  1. 3)灰田美知子ほか:日本内科学会雑誌98(12):3041, 2009
  2. 4)喘息予防・管理ガイドライン2015
  3. 8)気象庁:http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/longfcst/monthly/monthly_201702.html
  4. 9)環境再生保全機構 大気環境・ぜん息などの情報館:https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/basic/child/09_07_02.html

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花粉が飛び始める時期
花粉対策は万全に
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この時期、喘息患者さん、特にアレルギー性鼻炎(花粉症)も合併している患者さんは、花粉により目や鼻の症状だけでなく喘息症状も悪化するので注意が必要です1)。今年の花粉の量は、例年並みか、地域によってはやや多いという予想です2)。外出時はマスクやメガネの着用、帰ったら手洗いうがいを習慣づけましょう。花粉飛散時期予測日より2週間くらい前から花粉症の薬を使用したり3)、室内の空気清浄機、花粉が多い時期には洗濯物の部屋干しも有効です。喘息のお薬も続けましょう。

  1. 1)喘息予防・管理ガイドライン2015、P240
  2. 2)環境省: http://www.env.go.jp/press/101985.html
  3. 3)佐竹良之: アレルギー・免疫 22(5): 678-683, 2015
花粉に加えて黄砂やPM2.5の飛散が多い時期
予報サイトを活用して
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黄砂は微生物やPM2.5など大気汚染物質を付着させ、中国から偏西風にのって主に3~5月に日本に飛来します4) 。黄砂現象の発現日数は年々増加しています5) 。また、4~5月にかけて西日本で「煙霧」とよばれる空が霞む現象が起こります。これは大陸からのPM2.5によるものです。黄砂や煙霧は喘息症状を増悪させるという報告があります6)。さらに、ヒノキなど花粉の飛散もまだまだ多い時期です。これらの飛散量は日によって違うので、気象庁のサイトなどで予報を確認し、飛散量の多い日は外出を避けたり、マスクやメガネをして外出するなど注意が必要です。喘息の気道炎症の治療も忘れずに。

  1. 4)渡部仁成: アレルギーの臨床 28(9): 794, 2008
  2. 5)岸川禮子: アレルギー・免疫 21(10): 1502-1507, 2014
  3. 6)市瀬孝道: 医学のあゆみ 247(8): 692-689, 2013
少し疲れが出てくる時期
ストレスをため込まず上手に発散を
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4月から周りの環境が変わることも多く、疲れが出てくる時期ですね。新しい生活や、人間関係にストレスを募らせている人も多いのではないでしょうか。疲れやストレスは喘息症状を悪化させるという報告があります7) 。気持ちを切り替え、楽しいことをしたり、集中できることを見つけたり、上手に発散できると良いですね。喘息の治療を続けることも大切です。

  1. 7)秋山一男: アレルギー・免疫 19(7): 1120-1127, 2012
「天候が不安定で湿度が高い梅雨、
気温の変化やカビの繁殖に注意を」
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梅雨前線が日本付近に停滞するこの時期は雨の日が続きがちです1)。気象と喘息の関連は古くから知られており、喘息発作は真夏や真冬よりも気温の変動が激しい季節の変わり目や梅雨の時期などに多くなります2)。特に前日と比べて3℃以上気温が低下した日には発作が起こりやすいともいわれるため3)、天気予報などを参考に気温の変化には服装などで自己調節を心がけましょう2)。また、ジメジメとした季節に繁殖しやすいカビも、喘息を重症化させる要因です。こまめな換気はもちろんのこと、押し入れにスノコを敷く、家具類を壁から5cmほど離して設置するなどして、空気の通り道を作ると良いでしょう4)。また、毎日の喘息治療も続けることが大切です。

  1. 1)日本気象協会:tenki.jp
  2. 2)金廣有彦:アレルギー64(8):1117,2015
  3. 3)喘息予防・管理ガイドライン2015
  4. 4)福富友馬:小児科57(11):1335,2016
「暑い日が続く夏、暑さだけでなく
冷房による冷え対策も万全に」
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気候が比較的安定している夏は、喘息発作が少ない時期といわれています5)。しかし、冷房の効いた室内では発作が起こりやすくなることもあります。これは、気道が敏感な喘息患者さんが冷たい空気を吸い込むと、それが刺激となって気道が狭くなるためです6)。マスクを着用するなど、冷気を直接吸い込まないよう注意しましょう。冷房をかけるときは温度を高めに設定し、上着を着る、ひざ掛けを用意するなど、体を冷やさないようにすることが大切です2)。冷房機は使う前に十分に掃除し、冷房機自体を清潔にすることも効果的です。体調が良くても油断は禁物。毎日の喘息治療の継続とともに、風邪予防にも努めましょう。

  1. 5)石崎達:日胸疾会誌23(7):715,1985
  2. 6)小松佳道ほか:Q&Aでわかるアレルギー疾患2(6):518,2006
  3. 2)金廣有彦:アレルギー64(8):1117,2015
「ダニの増殖がピークを迎える季節、
こまめな掃除と洗濯でダニ対策を」
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ダニは、喘息症状の悪化を招く代表的なアレルゲンです7)。高温多湿な環境を好み、日本では夏ごろに増殖のピークを迎えます。室内では寝具やカーテン、カーペットなどの布製品に多く存在するため、週1回以上の寝具の掃除機がけや寝室の換気、年2~3回のカーテン丸洗いなどのダニ対策を行いましょう。また、寝具はまめに洗濯し、ダニが通過できない高密度繊維のカバーやシーツ、防ダニ剤の使用もダニ対策に有効とされています3,7)。ハウスダストやカビなど、ダニ以外のアレルゲン対策もあわせて行い、毎日の喘息治療もしっかり続けましょう。

  1. 7)押方智也子ほか:内科118(6):1093,2016
  2. 3)喘息予防・管理ガイドライン2015
気候の変動が大きな9月
気象予報のチェックはこまめに
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蒸し暑い夏が終わる頃、北から南下してきた寒冷前線が寒気をもたらし、太平洋高気圧との間では秋雨前線が発達します1,2)。この季節には台風が接近することもあり、気温や気圧、湿度の変化が大きく、突風や竜巻などが生じることもあります。このような気象の変化や、曇り空、台風などは、喘息症状の悪化につながることが知られています3)。喘息症状が不安定な場合には、気象予報でその日の天気を確認し、天候が荒れる日には外出を控えるのもよいでしょう4)。近年特に残暑が厳しく、冷房を利用することが多い季節なので、服装調節や室内の温度や湿度にも注意しながら、日々の喘息治療を続けることが大切です3)

  1. 1)気象協会:http://www.tenki.jp/dic/word
  2. 2)東京管区気象台:http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/tokyo/kikou/kantokoshin/TenkouKaisetsuMain_Kanto-Koshin.html
  3. 3)宮本昭正 監修・編集:ナース・患者のための喘息マネージメント入門, 2017
  4. 4)喘息予防・管理ガイドライン2015
スポーツを楽しむのに絶好の10月
ただし、激しい運動には注意を
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空が澄み渡り、朝晩が涼しくなる秋晴れの季節には1)、スポーツを楽しむ人も多いことでしょう。サイクリングや軽いランニング、ダンスなどの有酸素運動には、こころと体をリラックスさせて睡眠リズムを整える作用があるといわれており、健康管理に役立ちます5)。ただし、激しい運動は、気管支の収縮や喘息の発作を引き起こすため注意が必要です3)。また、これらの運動による運動誘発性の気道収縮は、抗炎症治療が有効であるため、吸入を続けていきましょう。

  1. 1)気象協会:http://www.tenki.jp/dic/word
  2. 3)宮本昭正 監修・編集:ナース・患者のための喘息マネージメント入門, 2017
  3. 5)厚生労働省 こころもメンテしよう:http://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/self_01.html
冬の気配を感じ始める11月
流行シーズンに備えた感染症対策は万全ですか?
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気温や湿度が低くなってくると、いよいよ冬の到来を間近に感じる人も多いのではないでしょうか。11月の平均気温が低いと予想される年は「冬の訪れが早い」ともいわれています1)。空気が乾燥してくると、気道粘膜の防御機能が低下して、風邪の原因であるライノウイルスやインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります6)。毎年12月~3月が流行シーズンのインフルエンザは、喘息を悪化させることが知られているため、加湿器を使った適切な湿度調節、十分な休養、栄養バランスのよい食事などを心がけて予防することが大切です4, 6)。家族や周囲の人にも協力していただき、外出後の手洗い等を徹底してもらうようにしましょう。喘息を悪化させないために、インフルエンザワクチンを12月中頃までには接種し3, 4, 6)、毎日の喘息治療を続けていくことが重要です。

  1. 1)気象協会:http://www.tenki.jp/dic/word
  2. 3)宮本昭正 監修・編集:ナース・患者のための喘息マネージメント入門, 2017
  3. 4)喘息予防・管理ガイドライン2015
  4. 6)厚生労働省 インフルエンザQ&A:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

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