チェンジ喘息!

喘息(ぜんそく)の正しい知識と治療についての総合サイト 監修:国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授/山王病院アレルギー内科 足立 満 先生

MENU

NEWS チェンジ喘息ニュース

気候の変動が大きな9月
気象予報のチェックはこまめに
閉じる

蒸し暑い夏が終わる頃、北から南下してきた寒冷前線が寒気をもたらし、太平洋高気圧との間では秋雨前線が発達します1,2)。この季節には台風が接近することもあり、気温や気圧、湿度の変化が大きく、突風や竜巻などが生じることもあります。このような気象の変化や、曇り空、台風などは、喘息症状の悪化につながることが知られています3)。喘息症状が不安定な場合には、気象予報でその日の天気を確認し、天候が荒れる日には外出を控えるのもよいでしょう4)。近年特に残暑が厳しく、冷房を利用することが多い季節なので、服装調節や室内の温度や湿度にも注意しながら、日々の喘息治療を続けることが大切です3)

  1. 1)気象協会:http://www.tenki.jp/dic/word
  2. 2)東京管区気象台:http://www.jma-net.go.jp/tokyo/sub_index/tokyo/kikou/kantokoshin/TenkouKaisetsuMain_Kanto-Koshin.html
  3. 3)宮本昭正 監修・編集:ナース・患者のための喘息マネージメント入門, 2017
  4. 4)喘息予防・管理ガイドライン2015
スポーツを楽しむのに絶好の10月
ただし、激しい運動には注意を
閉じる

空が澄み渡り、朝晩が涼しくなる秋晴れの季節には1)、スポーツを楽しむ人も多いことでしょう。サイクリングや軽いランニング、ダンスなどの有酸素運動には、こころと体をリラックスさせて睡眠リズムを整える作用があるといわれており、健康管理に役立ちます5)。ただし、激しい運動は、気管支の収縮や喘息の発作を引き起こすため注意が必要です3)。また、これらの運動による運動誘発性の気道収縮は、抗炎症治療が有効であるため、吸入を続けていきましょう。

  1. 1)気象協会:http://www.tenki.jp/dic/word
  2. 3)宮本昭正 監修・編集:ナース・患者のための喘息マネージメント入門, 2017
  3. 5)厚生労働省 こころもメンテしよう:http://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/self_01.html
冬の気配を感じ始める11月
流行シーズンに備えた感染症対策は万全ですか?
閉じる

気温や湿度が低くなってくると、いよいよ冬の到来を間近に感じる人も多いのではないでしょうか。11月の平均気温が低いと予想される年は「冬の訪れが早い」ともいわれています1)。空気が乾燥してくると、気道粘膜の防御機能が低下して、風邪の原因であるライノウイルスやインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります6)。毎年12月~3月が流行シーズンのインフルエンザは、喘息を悪化させることが知られているため、加湿器を使った適切な湿度調節、十分な休養、栄養バランスのよい食事などを心がけて予防することが大切です4, 6)。家族や周囲の人にも協力していただき、外出後の手洗い等を徹底してもらうようにしましょう。喘息を悪化させないために、インフルエンザワクチンを12月中頃までには接種し3, 4, 6)、毎日の喘息治療を続けていくことが重要です。

  1. 1)気象協会:http://www.tenki.jp/dic/word
  2. 3)宮本昭正 監修・編集:ナース・患者のための喘息マネージメント入門, 2017
  3. 4)喘息予防・管理ガイドライン2015
  4. 6)厚生労働省 インフルエンザQ&A:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

これまでの喘息ニュースを見る

いよいよ冬本番となる12月
冷たい空気への対策は万全ですか?
閉じる

寒さが厳しくなる12月。日本には冬型の気圧配置によって強い寒気が流れ込むようになります1)。冷たい空気を吸い込むと、それが刺激となって気道が収縮し喘息の発作が起こりやすいといわれています2)。外出するときはマスクをして冷たい空気を直接吸い込まないよう気をつけましょう。また、12月は忘年会やクリスマスなどの行事が多く、お酒を飲む機会が増える時期でもあります。飲酒により喘息の発作を起こしたことがある人は飲酒を控えましょう。毎日の喘息治療も忘れずに続けることが大切です。

  1. 1)こんにちは!気象庁です!平成27年12月号
  2. 2)小松佳道ほか:Q&Aでわかるアレルギー疾患2(6):518, 2006
風邪やインフルエンザが流行する1月
予防対策を忘れていませんか?
閉じる

冬はインフルエンザなどウイルスによる感染症が流行する季節です3)。感染症は喘息発作の原因の1つであり4)、特に風邪やインフルエンザといったウイルス感染は喘息症状を悪化させるといわれています5)。インフルエンザについてはワクチンを接種し、喘息症状の悪化を予防することが大切です。有効なワクチンのない風邪などの感染症については、外出時のマスク着用や帰宅後の手洗い、うがいの励行、そして流行する季節には人混みを避けるなど、かからないための予防対策を行いましょう6)。また、十分に睡眠や栄養をとって体調を整えることも大切です。体調が良くても油断せず、毎日の喘息治療もきちんと続けましょう。

  1. 3)「平成27年度インフルエンザQ&A(厚生労働省)
  2. 4)東元一晃ほか:Respiratory Medical Research3(4):226, 2015
  3. 5)中塩屋二郎ほか:日本胸部臨床75(9):1012, 2016
  4. 6)独立行政法人 環境再生保全機構 大気環境・ぜん息などの情報館
春到来まであと少し。まだまだ寒い2月
油断せず防寒対策をしていますか?
閉じる

少しずつ春が近づいてきますが、まだまだ寒い日が続く2月。この時期は北からの冷たい空気と南からの暖かい空気の影響を交互に受けるため、気温の変動が大きくなることもあります7)。前日と比較して平均気温が3~5℃以上低くなると喘息発作が起こりやすいといわれているため、気温に合わせて服装や暖房などの調節を行いましょう8)。また、冷たい空気を吸い込むことで気道が刺激され、喘息発作が起こることがあります9)。マスクやマフラーを着用するなど防寒対策は忘れずに行いましょう10)。毎日の喘息治療もしっかりと続けることが重要です。

  1. 7)気象庁
  2. 8)青木国輝ほか:Q&Aでわかるアレルギー疾患2(6):504, 2006
  3. 9)土橋邦生:臨牀と研究85(2):252, 2008
  4. 10)日本アレルギー学会
花粉が飛び始める時期
花粉対策は万全に
閉じる

この時期、喘息患者さん、特にアレルギー性鼻炎(花粉症)も合併している患者さんは、花粉により目や鼻の症状だけでなく喘息症状も悪化するので注意が必要です1)。今年の花粉の量は、例年並みか、地域によってはやや多いという予想です2)。外出時はマスクやメガネの着用、帰ったら手洗いうがいを習慣づけましょう。花粉飛散時期予測日より2週間くらい前から花粉症の薬を使用したり3)、室内の空気清浄機、花粉が多い時期には洗濯物の部屋干しも有効です。喘息のお薬も続けましょう。

  1. 1)喘息予防・管理ガイドライン2015、P240
  2. 2)環境省: http://www.env.go.jp/press/101985.html
  3. 3)佐竹良之: アレルギー・免疫 22(5): 678-683, 2015
花粉に加えて黄砂やPM2.5の飛散が多い時期
予報サイトを活用して
閉じる

黄砂は微生物やPM2.5など大気汚染物質を付着させ、中国から偏西風にのって主に3~5月に日本に飛来します4) 。黄砂現象の発現日数は年々増加しています5) 。また、4~5月にかけて西日本で「煙霧」とよばれる空が霞む現象が起こります。これは大陸からのPM2.5によるものです。黄砂や煙霧は喘息症状を増悪させるという報告があります6)。さらに、ヒノキなど花粉の飛散もまだまだ多い時期です。これらの飛散量は日によって違うので、気象庁のサイトなどで予報を確認し、飛散量の多い日は外出を避けたり、マスクやメガネをして外出するなど注意が必要です。喘息の気道炎症の治療も忘れずに。

  1. 4)渡部仁成: アレルギーの臨床 28(9): 794, 2008
  2. 5)岸川禮子: アレルギー・免疫 21(10): 1502-1507, 2014
  3. 6)市瀬孝道: 医学のあゆみ 247(8): 692-689, 2013
少し疲れが出てくる時期
ストレスをため込まず上手に発散を
閉じる

4月から周りの環境が変わることも多く、疲れが出てくる時期ですね。新しい生活や、人間関係にストレスを募らせている人も多いのではないでしょうか。疲れやストレスは喘息症状を悪化させるという報告があります7) 。気持ちを切り替え、楽しいことをしたり、集中できることを見つけたり、上手に発散できると良いですね。喘息の治療を続けることも大切です。

  1. 7)秋山一男: アレルギー・免疫 19(7): 1120-1127, 2012
「天候が不安定で湿度が高い梅雨、
気温の変化やカビの繁殖に注意を」
閉じる

梅雨前線が日本付近に停滞するこの時期は雨の日が続きがちです1)。気象と喘息の関連は古くから知られており、喘息発作は真夏や真冬よりも気温の変動が激しい季節の変わり目や梅雨の時期などに多くなります2)。特に前日と比べて3℃以上気温が低下した日には発作が起こりやすいともいわれるため3)、天気予報などを参考に気温の変化には服装などで自己調節を心がけましょう2)。また、ジメジメとした季節に繁殖しやすいカビも、喘息を重症化させる要因です。こまめな換気はもちろんのこと、押し入れにスノコを敷く、家具類を壁から5cmほど離して設置するなどして、空気の通り道を作ると良いでしょう4)。また、毎日の喘息治療も続けることが大切です。

  1. 1)日本気象協会:tenki.jp
  2. 2)金廣有彦:アレルギー64(8):1117,2015
  3. 3)喘息予防・管理ガイドライン2015
  4. 4)福富友馬:小児科57(11):1335,2016
「暑い日が続く夏、暑さだけでなく
冷房による冷え対策も万全に」
閉じる

気候が比較的安定している夏は、喘息発作が少ない時期といわれています5)。しかし、冷房の効いた室内では発作が起こりやすくなることもあります。これは、気道が敏感な喘息患者さんが冷たい空気を吸い込むと、それが刺激となって気道が狭くなるためです6)。マスクを着用するなど、冷気を直接吸い込まないよう注意しましょう。冷房をかけるときは温度を高めに設定し、上着を着る、ひざ掛けを用意するなど、体を冷やさないようにすることが大切です2)。冷房機は使う前に十分に掃除し、冷房機自体を清潔にすることも効果的です。体調が良くても油断は禁物。毎日の喘息治療の継続とともに、風邪予防にも努めましょう。

  1. 5)石崎達:日胸疾会誌23(7):715,1985
  2. 6)小松佳道ほか:Q&Aでわかるアレルギー疾患2(6):518,2006
  3. 2)金廣有彦:アレルギー64(8):1117,2015
「ダニの増殖がピークを迎える季節、
こまめな掃除と洗濯でダニ対策を」
閉じる

ダニは、喘息症状の悪化を招く代表的なアレルゲンです7)。高温多湿な環境を好み、日本では夏ごろに増殖のピークを迎えます。室内では寝具やカーテン、カーペットなどの布製品に多く存在するため、週1回以上の寝具の掃除機がけや寝室の換気、年2~3回のカーテン丸洗いなどのダニ対策を行いましょう。また、寝具はまめに洗濯し、ダニが通過できない高密度繊維のカバーやシーツ、防ダニ剤の使用もダニ対策に有効とされています3,7)。ハウスダストやカビなど、ダニ以外のアレルゲン対策もあわせて行い、毎日の喘息治療もしっかり続けましょう。

  1. 7)押方智也子ほか:内科118(6):1093,2016
  2. 3)喘息予防・管理ガイドライン2015

あなたの喘息の状態をお医者さんに相談する前にセルフチェック 喘息クイックチェック