咳や痰が出る病気は喘息だけとは限りません。喘息とまぎらわしい病気は多いので、医師が判別しやすいよう、⾃分の症状をしっかりと把握しておくことが⼤切です。

咳喘息

痰やゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴や呼吸困難がなく、咳だけが⻑く続く病気です。
咳は夜中から明け⽅に出やすいのが特徴です。

 

アトピー咳嗽

咳喘息と同じく、痰や喘鳴、呼吸困難がなく咳が⻑く続く病気です。
咳喘息と違って気管⽀拡張薬は効果がありません。

 

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

気道の炎症や、肺胞という肺の中の袋状の組織が破壊されることが原因で、呼吸が⼗分にできなくなる病気です。
主な原因は喫煙と考えられています。安静時にも発作がおこる喘息と異なり、COPDは体を動かした時に息苦しくなります。喫煙による慢性気管⽀炎や肺気腫がCOPDにあてはまります。

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百⽇咳

「百⽇咳菌」の感染によって、激しい咳が1ヶ⽉以上も続く病気です。
治療には抗菌薬を⽤います。乳児期に3種混合ワクチン(百⽇咳・ジフテリア・破傷⾵混合ワクチン)の予防接種が⾏われます。
最近では⼤⼈の百⽇咳も増加しており、注意が必要です。

感染後咳嗽

⾵邪をひいたあとに咳だけが⻑く続くものです。
根本的な治療はないので、⾃然に治るのを待つか、咳⽌め薬を⽤います。

 

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